アルマフレーム インプレッション


プロフィール
 フレーム:ORBEA ALMA (アブサロン・カラー)サイズ=S
 Fサス  :ROCK SHOKS ’09 SID 32 RACE(80mm)
 コンポ  :SHIMANO XTR(M970)
        フロント/44.32.22
        スプロケット/12?34
        クランク/167.5mm
ハンドルバー : FSA K-Force フラット31
ステム : FSA OS190-31 プロステム / 90mm
シートピラー : FSA SL-K /31.8mm
サドル : セラサンマルコ フォボス
ペダル : タイム ATAC XS TITAN CARBON(’07) ホイール: FULCRUM RED METAL 1(前後)
タイヤ : HUTCHINSON COBRA XC Tubeless Light 2.1 (空気圧1.8~2.0)


待ちに待ったニューバイクオルベア アルマが組み上がった。
色々な選択肢が有る中でこのバイクを選んだ理由はJ.アブサロンのワールドカップでの活躍、さらには北京五輪での金メダル獲得。優れたコストパフォーマンスも嬉しいとこ ろ。

おおまかにポジションを決めて、はやる気持ちを抑えつつ自宅から 自走でいける里山へ向かった。途中、サイクルロードを含む舗装路を走るのだがここで青ざめた。

「か、硬い!」

4シーズンぶりのリジッドMTBだが(以前はフルサス)日頃 ロードバイクでフレームのリジッド感覚には慣れているはずが、MTBらしからぬ硬さを脚に感じた。ただし、硬いと いっても強度的な硬さではなく、いわゆる剛性感という感じなので不快なわけではない。むしろ反応のよさが心地良いと感じる。踏めば踏んだだけ脚に感じるトルク感は、大 げさだがロードレーサーと並んで走れるのではないかと思えるほど。

この素晴らしい剛性感は良いのだが、この感じでオフロードに入ったら、もともと長年腰痛持ちの自分に使えるのか心配になった。

オフロード走行自体久しぶりだったので、腰に負担を掛けぬよう気を使いながらややゆっくりと脚を踏み込んだ。最初はところどころ拳サイズの石が混じるガレ場の登りが数 百メートル続く。
そこでの印象は、

「あれっホントに?」

あれほどオンロードで感じたパキパキ感が、まったく別のしなりに変わった!

フレーム素材はカーボン、その他パーツも同じくカーボン。タイヤはもともとエアボリュームがあり、しなやかさに定評のあるハッチンソンの軽量コブラなので、振動吸収は いいに決まっているのだが、この感じはそれらとも違う。まるでリアサスペンションがついているかのような入力に対する反応を感じる。

これがORBEAの謳う4ポイントトライアングルの効果なのだろうか?
リア三角(正しくは四角?)がソフトテールのようにストロークしているようだ。しかもその収束もクイックなものではなく、しなやかに収めてくれる。アルマはリジッドフ レームに間違いはないのだが、この感覚は新しい。

以前乗っていたリジッドフレームも、チェーン&シートステイにつぶし加工が施され、フルアルミフレームながら振動吸収に配慮されていて、腰痛対策に一役かってくれてい た。
それに比べると、このアルマはさらに身体に優しくなっている!

更に楽しくなって周回を重ねていると、今度はヘッド周りとBB周辺の剛性に気がついた。

私くらいの脚力でもおもいっきり踏めば、ウィップさせる事ができる。高い剛性のフレームは、走りに影響するようなムダな動きをせず、全てのパワーを推進力に変えくれて いると感じた。



コーナーリング時の横剛性は容易に感じ取れた。
フレームにまかせてコーナーに進入し、タイヤを巧く使えればコーナーリング速度を確実にあげられると思う。

ヘッド周りやBB付近の剛性は、連続して上り返すような地形で大きな差となって表れる。アルマはこのような上り返しなどでも失速せず、スピードを維持した気持ちよい走り ができる。

アルマのすばらしい剛性感のおかげで、落ち着いて行きたい方へ目線をむけているだけで走りぬけることができる。さらに、身体の動きも必要最低限で済むので、長時間にわ たるXCレースでは体力の消耗も最小に抑えることができるだろう。

2時間程度走り回ったが、やはり身体の疲労度は少なかった。これはXCマラソン系で十分に快適に走れると思った。

 なによりも、快適性は犠牲にすることなく、リジットフレームのダイレクトな感覚から生まれる楽しさを再認識できたことが最高に嬉しい。