
- 11/05/14HUTCHINSON【MTB門田基志】タイヤインプレッション「COBRA」
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MTBの門田選手から八幡浜レースでのタイヤレポートが届きました。
今回使用したタイヤはハッチンソンのコブラです。

●門田基志(身長181cm、体重70.5kg)
http://extyle.info/kadota-web/
大会名:UCI Jinternational八幡浜 4月24日
結果 : 3位
【タイヤ】:HUTCHINSON Cobra TL 前後1.85気圧
【ホイール】:A-CLASS VXD-1
八幡浜のコースは比較的整備された路面の高速の九十九セクションと、
小刻みな上り返し、激坂、ハイスピードで木の間を縫って下るシングルトラック、
木の根があるセクションと簡易舗装(1km)と1分程度の舗装路上り、
グランドで形成されています。
前日の豪雨の影響で、レース当日は部分的に濡れた部分と乾いた部分が交わる路面状況だった。
そのためドライ用で高速のピラニアからハイグリップのコブラに変更してレースに臨む事にした。
この選択は結果的に大正解であった。

コブラはペダルに入力した瞬間、足への当たりがマイルドで好感触だ。
ライダーのパワー(力量)に関係無く、多くのアドバンテージを約束してくれるタイヤで、
簡易舗装の路面は、小さな振りのダンシングであれば
センタートレッドで走らせることができ、実に良く進むタイヤである。
ハイスピードの九十九セクションではヘアピンコーナーから直線平坦気味の
アップダウン(数メートルの惰性でクリア出来る程度)が点在するセクションとなる。
速くクリアするために、コーナーでの失速を極限まで抑えコーナリング速度を上げ、
ハイスピードを保ったまま、コーナーを抜ける事が必要とされる。
ココでドライならばピラニアのサイドグリップで必要十分であるが、
当日のコンディションはコーナーのアウト側は泥になっていたので、コブラのサイドノブが必要だと判断した。
コブラは小さなブロックを連続させることで転がり抵抗を極限まで抑えて走らせるためのセンターと、
エラが張り気味のサイドノブで構成されていて、ハイグリップを約束してくれている。
サイドとセンターの役割分担をしっかり使えば、その性能を強力に発揮してくれるタイヤである。
結果、コブラ使用でコーナリング速度も上がり、平坦への抜けも速くなった。

固い路面での激坂では、ペダリングが荒々しい場合にもハイグリップで進んでくれる。
それは路面にスパイクのように引っ掛かる、センターの連続するブロックが多いからだ。
それに赤いケーシング部分がしなやかで、雑な入力を程良いしなやかさに変換してカバーしてくれてる。
ケーシングのしなやかさが推進力になり、ライダーを程よくアシストしてくれるのだ。
木の根が多い下りのセクションは、木の根を通過した際の路面からの突き上げが凄まじいものがある。
多くのライダーがリタイヤに追い込まれているこのセクションは、通称ゴジラの背と呼ばれる難所である。
しかも、当日は木の根も濡れ気味であった。
しかしこの最大の難所は、グリップ力の高いコブラの性能をフルに発揮できるセクションなのだ。
コブラは木の根を通過した瞬間の激しい突き上げを、ケーシングがしなやかに吸収してくれるのだ。
この日は少し空気圧が高めの状態で走っていたが、タイヤサイドがしなやかなため、
衝撃や身体への負担が大幅に少ないのだ。大きな木の根を通過する際もほとんど滑ることなく、
まるで木の根に吸い付くようにグリップしてくれた。
空気圧を高めに設定して走れたために、舗装区間や綺麗な路面は軽い漕ぎで猛烈に走れた。
今回のレースではそれぞれのセクションで求める別々の性能が、
それぞれ高いレベルで実現しているのを体感できた。
このように路面状況でタイヤ選択を迷うような場合は、コブラで走るのをお勧めしたいと思う。